DURAM FACTORY
職人の手仕事とは。ものづくりの現場を覗いてみました!
DURAM FACTORYは福岡県糸島市に工房を構えるレザーメーカー。山と海が程よく近い自然がいっぱいの場所で、職人たちの手により、日々物作りが行われています。この度、限定の手帳カバーを発売するにあたり、実際に工房にお邪魔して、製作の様子を見学させていただきました。ひとつひとつ丁寧に作られていく様子を見ていると、ずっと大切に使いたいという思いが溢れてきます。今回は工房の様子を少しだけご紹介いたします。
工房の窓からは緑が覗き、のどかな風景が広がります。都会にいるよりも、自然に囲まれて自分がリラックスできる場所の方が、いろんなアイデアが浮かぶのだそうです。
製品を作る前の一枚革。ここから、職人の手によって新たな命を吹き込まれ、様々な商品が生み出されていきます。
ハンドメイド商品のあたたかさ 革に艶が出るように磨き、パーツごとに分かれた型を使って裁断、そして縫製。DURAMでは全ての工程をこの工房で行っています。迷いなくミシンで仕上げる縫製技術に思わず釘づけ。実際の製作現場を目の当たりにすると、こんなに手間隙をかけて一つの商品が作られているのかと、ハンドメイド商品のあたたかさや素晴らしさを改めて実感します。
トントンと木槌の音が鳴り響く工房で、黙々と製作作業に励みます。「みなさんに長く使って頂けるように」と、一つ一つ思いを込めて、丁寧に作られていく世界に一つだけの革小物。最後にコバ(革の端)をきれいに仕上げて、ようやく完成です。
味わい深く変化する、植物性タンニン鞣しの革 DURAMでは、植物性タンニン鞣しの革を使っています。ミモザなどの植物から採れるタンニンを使った昔ながらの方法です。化学薬品を使ったクロム鞣しとは違い、手間と時間がかかる手法ではありますが、革のナチュラルさを活かした味のある風合いに仕上がるのが特徴。最初は少し固いですが、使い方に応じて馴染んで柔らかくなり、色もだんだん深い色合いになっていきます。
実際に使い込んだ革製品を見せてもらいました。色は味わい深く変化し、艶やかな質感に。新品とはまるで違う表情をしており、まさに「革を育てる」という言葉そのもの。ダークブラウンのお財布は、なんと10年以上前のものだそうで、所々に傷や擦れが入った使い込んだ感じもまた味があってかっこいい。買った時がベストな状態で後は劣化していくというものが多い中、「長く使えば使うほどその魅力が増す」のは革製品ならではですね。
DURAM第一号製品というメガネケースは今でも人気のロングセラー。長く使える革小物は贈り物としてもおすすめです。ぜひ自分の相棒として、大切な方へのギフトとして、DURAMの革製品を選んでみてはいかがでしょうか。
直営店限定の特別な手帳カバーを作っていただきました。ずっと使いたくなるような、シンプルなデザイン。毎年リフィルを入れ替えて使えば、より一層愛着を持ってご使用いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。