HIGHTIDE DIARY × REGARO PAPIRO 代表・江藤明日香さんインタビュー

福岡発の包装紙専門店〈レガーロ・パピロ〉。世界中のかわいい包装紙を豊富に扱う、日本では珍しい包装紙の専門店です。2024年春ダイアリーからハイタイドとのコラボレーションが始まり、2025年ダイアリーでもコラボ手帳を展開。

今回は代表・江藤明日香さんに、お店を始めるに至った経緯から、ラッピングペーパーをデザインする上で大切にしていること、ハイタイドとのコラボ手帳についてまで、幅広くお話を伺います。

– ラッピングペーパー専門店を始められたきっかけを伺えますか?

ヨーロッパ旅行中に、イタリアでペーパーの専門店を訪れたことがきっかけです。

欧米には自分たちでギフトをラッピングして贈る文化が根付いているので、街中の至るところにラッピングペーパーの専門店があります。そういった専門店を訪れ、美しいデザインと高品質な紙に触れて、ラッピングペーパーの可能性に魅了されました。元々紙が大好きで紙に関わるデザインがしたいという気持ちがずっとあったので、こんなお店を日本でやってみたい!というところから、帰国してすぐに欧米の紙のメーカーに連絡をとって、お店づくりについて動き始めました。

– すごい行動力ですね!そんなに魅了されてしまったラッピングペーパーにはどんな魅力があるんでしょうか?

例えば、文房具はある程度用途が決まっているんですよね。ノートだったら日記を書くため、文を書くため。レターセットは手紙を書くためとか。紙自体は素材なので、そこからさまざまに活用できる楽しさや可能性が一番あるなと思っていて。ラッピングペーパーは包んだり、ノートのカバーにしたり、クラフトして変化させてはじめて完成するので、お客様それぞれの活用方法を見るのがすごく面白いなと思っています。

– 〈レガーロ・パピロ〉のラッピングペーパーは、オリジナルの柄が豊富ですよね。ご自身の中でデザインをされる際に心がけられていることや、コンセプトはありますか?

日本でも珍しいラッピングペーパー専門店ということで、足を運んでくださった方みなさまに楽しんでもらいたいと思っています。そのため、「こういうデザイン傾向のお店」という風にならないように、様々なパターンを作ることを心がけています。

自分の好みやセンスはありますが、できる限り幅広いデザインを提供するよう努めています。
ラッピングペーパーで絶大な人気は花柄なので花柄も必要だし、ちょっとコミカルなキャラクターの絵柄も私自身が好きなのであって欲しい。モチーフではなくドットを並べたようなシンプルなデザインもラッピングに映えるので、全体の柄のバランスを考えながら作っています。デザインを変えるために道具を変えることもよくあります。ひとりでデザインをしているので、水彩やペン画、鉛筆画など、道具を変えることで自分のテンションや色の好みを変え、デザインの幅を広げられるように工夫しています。

– デザインの幅を広げるためのインスピレーションはどのように得ていますか?

日常において、出来るだけいろいろな体験をするということがベースにあります。
私はとても目が悪いんですが、裸眼で街を見ると建物が猫に見えたり、実際はそうじゃないのにふわっと頭の中にイメージが入ってきて、デザインが生まれることがあります。私のイマジネーションでもないけれど、誰かの真似でもないというか。わたしはアーティストではなくてデザイナーなので、なにかテーマがないと作れないということもあって、独自の視覚的アプローチや実験的な観察を大切にしています。
あとは、奇抜なデザインの多いアメリカの包装紙にはいつも刺激を受けています。(笑)

– これまでたくさんの柄をデザインをされてきた中で、特にお気に入りの柄はありますか?

お気に入り…よく聞かれるんですが、難しいですね…。
強いて言うなら、6-7年前に作った「ラジオ体操をするクマ」の柄ですかね。最近リバイバルしてカラーを変え、モチーフの配置の仕方も変えて、よりラッピングに使いやすいように改良しました。
新しい柄を作る時はその時々のマイブームを大事にしていて。その時を逃すと今後作れないような気がするので。1年ぐらいしたら私なんでこんな柄作ったんだろうって思うんですけど。(笑)なので新柄を見ていただくと、私のブームが分かるかなと思います。

– この度のコラボレーションについては、福岡の企業同士で良い取り組みができればという思いと、〈レガーロ・パピロ〉の豊富なデザインと弊社の手帳をかけ合わせたらユーザーの方に喜んでもらえるのでは、という思いでオファーをさせていただきました。こういった形でコラボレーションが実現して嬉しいです。

実は、いつかハイタイドとコラボしたいと密かにずっと思っていました。ノートの表紙とか何か可能性はないかなと思っていたので、お声掛けいただいた時はついに!と思って、すごく嬉しかったです。

– そんな風に言っていただいてありがとうございます!コラボレーション手帳では全4柄を使用させていただいてますが、表紙のデザインについて教えてください。

今回〈レガーロ・パピロ〉のオリジナル柄をハイタイド側でモチーフの大きさや色味を調整して作ることになったので、どんな風に仕上がるのか楽しみにしていました。結果として、すごくハイタイドらしい、手帳にぴったりな色合いになったなと思っています。1年を通して毎日大切に使っていただけるような落ち着いたカラーだなと。

タイル風の花柄と蝶々柄、ミニバラ柄の3種は春ダイアリーから継続の柄で、ハイタイド限定カラーやモチーフの大きさを少し変更しています。タイル風の花柄はオレンジにすることでよりタイル感がでていますね。
蝶々のシルエットを敷き詰めたこちらの柄は、木漏れ日や葉っぱの重なりみたいに見えますよね。ラッピングペーパーとしても定番で人気の柄です。
ミニバラ柄は、ブランド設立当初からある柄でこちらも定番で人気があります。元々はお花のモチーフを描くのが得意ではなかったのですが、包装紙を作る過程で、お花を避けるわけにはいかない!と作りました。北欧デザインの影響を受けた抽象的なお花を描くことに挑戦し、バラやミニバラなどをデフォルメしながら、心を込めて取り組んだ柄ですね。

2025年ダイアリーから新しく追加されたのは、水彩の総柄。この柄はバレンタイン向けに作ったデザインで、実はさりげなくハートが隠れています。うちのお客様はゴテゴテのバレンタインを好まない方が多いので、抽象的な柄を作りました。手帳にもよく合っているなと思います。

– 店内の装飾やインスタで提案されている包装紙とリボンの色の組み合わせがとっても素敵です。今回のコラボ手帳にも、おすすめのペン色の組み合わせを教えていただきたいです。

色合わせのコツは、その中にある1色を選ぶことが1番簡単な方法です。メインの色じゃなくてサブの1色を取るのが色合わせの絶対外さないコツなので、よくお客様にもお伝えしています。
隠しハートの柄には、私だったら水色や茶色のペンを添えるかな。蝶々柄は青っぽいので、あえて黄色とかマスタード系の対極の色に振るかもしれないです。
黄色のミニバラ柄には、茶系か差し色として緑。
タイルの花柄には黒やゴールドでしょうか。
1色で統一するのが好きな方もおられますが、私は差し色を入れるのが好きですね。

江藤さんのラッピングペーパーに対する情熱とこだわりが詰まった〈レガーロ・パピロ〉。
この度のコラボレーションで誕生した特別な手帳は、ハイタイド公式サイトや直営店(※福岡空港店・シーホークギャレリア店を除く)、ハイタイドダイアリーお取扱店にてご覧いただけます。
手帳を通してラッピングペーパーの魅力に触れてみてくださいね。

REGARO PAPIRO(レガーロ・パピロ)

福岡発の包装紙専門店。2013年2月福岡本店オープン。
オーナー・江藤明日香さんのデザインするオリジナル包装紙を始め、世界中の包装紙と紙ものが数多く揃う。店名はイタリア語で「贈り物の紙」の意味。2021年6月に新店舗、東京蔵前店をオープン
Instagram:@regaropapiro
HP:https://www.regaro-papiro.com/

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