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HIGHTIDE ハイタイド

Original Recycled Paper

ハイタイド再生紙
ができるまで

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Action

廃棄から再利用へ

廃棄する予定の手帳を使って
オリジナルの再生紙をつくりました。
手帳メーカーとして毎年「つくる」からこそ、
その「つくる責任」
をどう持つべきなのか。

商品を再利用した素材で
新しい価値を生み出すモノづくりを目指し
オリジナルペーパーである「ハイタイド再生紙」の
生産にチャレンジしました。
はじめの一歩として、一部の手帳の表紙に採用しました。

Our Policy

毎年「つくる」。
だからこそ、考えるべきこと。

年に2回 生産をおこなっているハイタイドの手帳。
不必要な在庫が生まれないように
工夫をしながら生産をしますが
手帳には西暦や日付が入るため使用期限があり、
それによって販売期間も限定されてしまいます。
残ってしまった手帳の「そのさき」は
残念ながら
廃棄という選択でした。

メーカーである私たちはどうしたらいいのか考え
廃棄手帳を使って再生紙を作る取り組みをはじめました。
「ハイタイド再生紙」の利用は全体で見ると
まだ一部ですが
ひとつひとつ目の前の課題と向き合って、
自分たちにできるところからチャレンジを続けていきます。

※表紙に「ハイタイド再生紙」を利用している手帳は
24NF1][24NQ1

つくる場所から

ハイタイド再生紙 は、
こうしてつくられます。

  • 1

    廃棄手帳を回収します。
    準備として株式会社ドンマイさんがカバーと中身を分ける作業をします。

  • 2

    品質を安定させるため、
    今回は廃棄手帳を50%:再生パルプを50%の比率で
    「ハイタイド再生紙」をつくりました。
    再生パルプを生産しているのは大阪の大和紙料さんです。

  • 3

    再生パルプの原料である機密文書や古紙の印刷インクを剥がす【脱墨】をすると
    液状の原料から黒い泡=インクがブクブクと出てきます。
    これを経てきれいなパルプができあがります。

  • 4

    オーダーメイドの紙づくりを引き受けてくれたのが大阪の山陽製紙さん。
    ドンマイさんでカバーを外したハイタイドの手帳をパルパーという大きな機械に投入。
    水を加えて一気に液状化させます。

  • 5

    パルパーの底面に、液状化できなかった手帳のしおりが固まって残りました。
    溶けなかったものを手で取り除きます。
    大和紙料さんの再生パルプも同じように液状化させます。

  • 6

    再生パルプと手帳を比率1:1で混ぜ合わせ原料を作ります。
    それぞれ300kgずつ使用しました。

  • 7

    シクナーという機械を使って、原料を洗いながら濃縮させます。

  • 8

    蒸気の熱で水分を飛ばしながら、同時に紙を漉いていきます。

  • 9

    シート状態で出てきた再生紙を大きく巻き取ってロールにしていきます。

  • 10

    品質を安定させるため、紙を寝かせます。

  • 11

    最後に断裁して「ハイタイド再生紙」の完成です。

  • 12

    紙をつくる工程では大量の水を使います。
    山陽製紙さんでは地下水を使い、排水は敷地内にある排水処理設備で処理され
    魚が住めるくらいの綺麗な水となって川に返されます。

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